憧れのランウェイショットを求めて
宮崎空港は、宮崎県南東部に位置し、東京・大阪・名古屋・沖縄・福岡と、多くの路線が就航している。四方を山と海に囲まれた宮崎県にとって、空路は正に生命線だ。宮崎から博多まで高速バスで4時間半、特急列車で5時間半掛かるのに対し、空路では約40分の飛行時間だ。
空港から一歩外に出ると、立ち並ぶヤシの木の数に圧倒される。温暖な気候と南国の雰囲気を求めて、多くの観光客が訪れるそうだ。空港の愛称になった「ブーゲンビリア」の花は、空港会社が栽培していると言うから驚きだ。
そんな宮崎空港だが、飛行機撮影スポットは意外にも少ない。空港東側は海と防風林に阻まれて容易には近づけない。空港北側は航空大学校と工場地帯が広がっており、こちらも撮影場所は限られる。
しかし、空港西側となれば話は別だ。RWY09末端付近に立てば、開けた場所から滑走路を見渡す事が出来る。ここでは滑走路を蹴り出した離陸機を、正面から狙いたい。機種は離陸が低いボーイング787が良いだろう。
2022年12月末、繁忙期対応のため東京-宮崎便に787がアサインされた。1日3往復の787投入に、心躍ったのは言うまでもない。迷う事なく冬の宮崎遠征が決定した。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
これを書いているのが、2023年5月ですから、5ヶ月も前の出来事になります。
今回は、「宮崎に久しぶりに投入された787」をテーマとしました。繁忙期の対応とはいえ、1日に3往復も787が投入されるのは珍しい事です。
写真は宮崎名物のなんじゃこら大福。大福の中に、苺のみならず、栗とクリームチーズまで詰め込んだ逸品です。宮崎遠征の際には、是非食べてみて下さい。