梅雨入り直後の鹿児島
A350が舞い降りる
A350が舞い降りる
JALのエアバスA350は、ボーイング777に替わる新しいフラグシップとして、2019年に導入が開始された。それまでのボーイング一辺倒の機材構成からの大転換に、誰もが驚いた事だろう。その後導入は一気に進み、国内での「ワイドボディ機=ボーイング」という常識はあっけなく崩壊した。主翼からそり上がる赤いウィングレットは、空港内で一際目を引く存在となり、特徴的なコックピットの「アイブラック」塗装も独特だ。性能面では、炭素繊維複合材による軽量化と、新型エンジン「ロールスロイス Trent XWB」により、在来機に比べて約25%の燃費向上を実現している。
国内線での就航先は、羽田を中心に、新千歳、伊丹、福岡、那覇に限られる。機体の大きさや、機内装備の充実ぶりから、高需要路線に集中して投入しているのだろう。しかし欲を言えば、この魅力的な飛行機を、様々な空港で、その土地の風土と共に撮影したい。特に周囲に自然溢れる空港や、四季を感じられる空港が好いだろう。
2022年6月12日、ついにチャンスがやって来た。鹿児島空港の開港50周年を祝い、A350による遊覧飛行チャーターが運行されたのである。この機会を逃す訳にはいかない。梅雨入り直後の鹿児島で、どんな作品が撮れるだろうか。
あとがき
今回は、鹿児島空港A350のチャーターフライトの撮影記でした。
どこかのタイミングでご紹介しようと思っていたのですが、後回しになり、1年経ってしまいました。
どこかのタイミングでご紹介しようと思っていたのですが、後回しになり、1年経ってしまいました。
思い返せば、当時は未だコロナ禍の印象が強く、撮影に来ている人も殆どが地元の方で、遠征組は少なく感じました。
またどこかの空港で、A350のチャーター便を期待しています。個人的には熊本や長崎で見てみたいですね。
写真は遊覧飛行出発時のタキシング。24mm一杯の迫力の真横ショットですが、生憎の曇り空でした。