信州まつもと空港
日本で一番空に近い空港へ
EOS R5, RF24-70mm F2.8 L IS USM  F11, 1/1000, ISO1000 C-PL
信州の美しい山々と、徐々に湧き立つ夏の雲。生暖かい南風が、背丈の伸びた稲達を踊らせる。
どこか懐かしさを感じるのは、子供の頃、夏休みに祖父と歩いた田んぼ道で、こんな風景を見たからだろうか。
小暑の信州
シロツメクサの絨毯をゆく
EOS R5, RF24-70mm F2.8 L IS USM  F11, 1/1000, ISO1250 C-PL
「日本で一番空に近い空港」の異名を持つこの空港は、標高657m(2157ft)と、日本の空港で最も高い場所にある。他の空港なら軽快に離陸するエンブラエル機も、空気密度の関係で、滑走路を目一杯使って離陸して行く。
ちなみにこの標高ランキング、2位は福島空港の372m、3位は広島空港の331mで、松本空港の圧勝である。しかし、世界に目を向けると、成田から高地仕様の787が就航する「メキシコシティ国際空港」の標高は、2230mというから驚きだ。
EOS R5, RF24-70mm F2.8 L IS USM  F6.3, 1/800, ISO320 C-PL
シロツメクサの絨毯と共演したのは、Fuji Dream Airlinesの12号機、JA12FJである。全部で15色あるFDAの機体の中で、このホワイト塗装なら、信州の美しい景色に埋もれる事は無い。それでもこの地で、FDAの全15色を撮影したくなった私は、少し欲張りだろうか。